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株式会社安達不動産鑑定調査

安達土地家屋調査士事務所
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台風シーズン前に見直したい不動産の価値とリスク管理

2025年09月01日

こんにちは、安達不動産鑑定調査です。

9月は台風が多く発生し、大雨や強風による被害が心配されます。
建物の補強や防災グッズの準備も大切ですが、不動産の価値という観点から「台風対策」を考えることも重要です。被害を受けた土地や建物は修繕費用がかかるだけでなく、将来の資産価値に影響を及ぼす可能性があるからです。


台風と不動産価値の関係

台風は建物や土地にさまざまな影響を与えます。
屋根や外壁の損傷、フェンスやブロック塀の倒壊は修繕費用が発生するだけでなく、売却時の評価額を下げる要因になり得ます。
また、大雨による浸水や地盤の緩みは土地の利用価値を下げる可能性があり、被害が頻発する地域は「リスクの高いエリア」として長期的な不動産価値にマイナスの影響を与えます。


鑑定で重視される災害リスク

不動産鑑定では、物件の収益性や利用価値に加えて「安全性」や「リスク」も重要な評価要素です。
具体的には、ハザードマップによる浸水リスク、建物の耐震・耐風性能、過去の被災履歴などが考慮されます。これらは金融機関の担保評価や売買価格に直結するため、所有者にとっても見過ごせません。


台風前に確認しておきたいポイント

建物の状態:屋根・外壁・雨どいなどの劣化チェック

外構や境界:塀やフェンスの老朽化、境界標の有無を確認

土地の状態:排水の悪さや法面・擁壁の異常を点検

事前に確認・修繕をしておけば、被害の軽減だけでなく資産価値の維持にもつながります。


災害後の対応

万一被害を受けた場合は、まず被害状況を写真で残すことが大切です。そのうえで修繕費用の見積もりを取り、必要に応じて鑑定士に相談すると「被害が資産価値にどう影響するか」を客観的に把握できます。これは保険請求や資産戦略の見直しにも役立ちます。


まとめ

台風シーズン前の点検は、安全対策であると同時に、不動産の価値を守るための大切な行動です。

災害リスクは不動産価値に直結する

事前の点検と修繕で資産価値を維持できる

被害後は証拠保存と専門家の評価が重要

大切な不動産を守るために、この機会に一度点検を行ってみてはいかがでしょうか。

安達不動産鑑定調査

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